電子温灸器(でんしおんきゅうき) フレッシャー

2024/3/6  更新

フレッシャーです   肝臓、腎臓、丹田(小腸)、足心、脾臓という基本の5カ所に転がします。
それだけで、より元気に、健康になれるのです。お灸のようなヤケド跡もつきません。
かけて(コロコロして)あげたり、してもらったりすると互いに優しい気持ちになれます。
「電子」とありますが、電子を流すのではなく、電気で温めたローラーをコロコロと、体に当てるものです。


  目次
フレッシャー コロコロで、自宅待機を乗り切る
画期的で、古典的なスタンダード
美容のための暖かローラーとしても
手入れ、資料のこと
寒い季節にフレッシャーは、つらいという問題
電気敷毛布、アンカで温める
購入困難になってきて→代替手段としてドライヤーがあります
カイロで楽々温め

フレッシャーは大変な優れものだと思いますが、残念なことに世間にあまり知られていないようです。少しでも多くの人に紹介するためのサイトです。
さらに残念なことに、フレッシャー自体が、手に入りにくくなっています。このページの最後に
、フレッシャーに代わるものも紹介しています。最後までお読みください。

フレッシャー コロコロで、自宅待機を乗り切る

新型コロナウイルスはやっと落ち着いてきたようですが、外出自粛、自宅待機・自宅療養だ、といったことは、何かにつけ、ありうるものです。そうした時に、ワクチン、うがい、鼻うがい、ストレッチやラジオ体操、ウエートトレーニングに加えて、このフレッシャーを使ってみられたらいかがでしょうか?
私も昔、子どもたちが小さい頃、風邪をひいて寝込んでいる時に、よくコロコロしてやったものです。早く治ったような気がします。いたたまれない気持ちを紛らわせることもできました。(元気になってからも、次に病気になりにくいようにコロコロを続ける、というのはなかなか難しいです)

いずれにしても、感染するかどうか、感染しても重症化するかどうか、早く直るかどうかの分かれ目は抵抗力です。このフレッシャーは抵抗力を高める、ということで時代をこえて支持され、使い継がれて来ました。少し高いですが、モグサもいらないし(家の中が煙臭くもなりません)、少しの電気代だけで、ほとんど費用はかかりません。薬のような副作用もありません。これに代わるもっと安いものはないかと探しても、なぜかこれに代わるものは出てきません。

フレッシャーは、「家庭医学協会」が販売していた電子温灸器(成工計器が製作・販売---していましたが、終了したようです、家庭医学協会も取り扱いをやめたようです、残念)です。 金メッキした金属ローラーを適温に暖めて、コロコロ転がして、お灸のような働きをさせます。煙が出ないでヤケドをしないお灸と、美容のためのローラーを一体化させたような感じの、画期的な器具です。
これを、肝臓、腎臓、丹田(小腸)、足心、脾臓という基本の5カ所にコロコロ転がして(かけて)やると、自然治癒力(自然良能)を高め、いろいろな病気の根本治療につながってゆく、というものです。

風邪ひきの時などを除く、通常の場合、体験的に、すぐに元気倍増になるというふうには思いませんが、じわりじわりと元気になっていくような気がします。薬など使わず、肌へのやさしい刺激で、体の内から健康になっていく、という趣旨がうれしく思います。もちろん、いつもの薬を服用していても、フレッシャー自体には副作用がないので、合わせて行うことができます。(具体的な使い方については、上部のリンクから使い方、解説書を参考にしてください)


画期的で、古典的なスタンダード

そういう画期的な器具なのですが、2006年に私が、約20年ぶりに再購入(追加購入)したところ、そのデザインがほとんど変わっていないという、古典的なスタンダードなのです。(その後、コードのところが少し変わったみたいですが、ほとんど同じみたいです)
故障は今までありません。ただ、先端のカバーが外れてしまい(これは温度を高くしすぎたせいだと思います)、接着剤でくっつけたことがあります。

使用説明書ともいえる「温熱刺激治効理論」の初版発行が1966年ですから、50年以上の歴史を持つ古典です。 使い方は大変簡単です。上記基本の5カ所にコロコロかけます。またそれ以外に、特に慢性的な痛み、こり、冷え、緊張のあるところにコロコロ転がしてやります。
家庭医学基本治療法」にありますように、「自然良能の働きを最も早く高めるのは熱、温熱刺戟を主体とするフレッシャー治療器」ということで、必要な箇所に、熱、温熱刺戟を加えるものです。経験的に、ただ温まるだけでなく、ギザギザのあるローラーが、温かさと刺激(熱刺激)を加えます。この刺激がフレッシャーに独特で、効果がありそうに思えます。
温度は、始めは低温で、慣れてくると自分にほど良い温度が決まってきます。お灸の働きを期待するわけですから、ぬるいというより、ほんの少し暖かすぎるくらいが良いように思います。
ただし、火傷しない程度に。お灸ではありません。

美容のための暖かローラーとして、フレッシャー座禅のすすめ

慣れてきたら、顔にもかけると、顔の疲れやコリ、疲れ目にも良いようです。 (疲れって、体より、まず顔に来ると思いませんか?)  
「美容ローラー」と言われるものはいろいろありますが、いずれも効果は怪しげです。特に冬、いかにも冷たくて、つらそうなものがほとんどですね。しかし、フレッシャーは、暖か、コロコロで、肌の血行を良くします。肌の下、顔筋にも届くような気がします。美容ローラーとしては、一番のおすすめです。フレッシャーの一番の働き場所は、顔ではないか、と思えます。
美容ローラーに限らず、〇〇で「シワが減った」「シミが消えた」と言っても、生き残るのは、シワ・シミだらけの高齢者だけです。そこを承知の上でのことですが、コロコロして、冷たかった顔が温まると、気分もホッとします。顔がほぐれてくると、心もほぐれます。椅子に座り、動画も音も遠ざけて、静かに、顔にコロコロする「フレッシャー座禅」をしていると、心も落ち着き、思いがけないヒラメキが生まれたりするものです。

注意!! 熱すぎたり、気持ち良くなってそのまま寝込んでしまったりすると、ヤケドの危険もありますから、注意してください。とりわけ、布団の中で、顔をコロコロするのは、やめておいた方が良いと思います。私がそうしたように、気持ち良くなって寝てしまい、火傷の元です。美容どころか、不美容ローラーになってしまいます。

手入れ、資料のこと

コロコロ転がすものなので、使い始めに、またその後もちょくちょく、回転軸に油を差してください。肌に接するものなので、油はシェーバーオイル(植物油を使っていましたが、どうしても酸化するので、肌に安全な鉱物油がおすすめです)などがよく、スポイドや綿棒などで一滴たらすようにしてください。
また、白色ワセリンも刺激が少なく、また酸化しにくいのでよいと思います。ローラーが温かい時に、爪楊枝でローラー軸の根元につけます。
いずれも、ローラーを回してなじませ、 余分の油はティッシュなどで拭き取ります。


また、時々ローラー部を、ぬれ布巾で軽く拭いておくと、いつも気持ちよく使えます。
肌に当たるローラー部ですから、拭き取れない汚れが気になる場合は、ローラーを下に向け、台所洗剤を薄めたものを、古歯ブラシに含ませて、ローラーを回しながら、ゴシゴシして、最後に濡れ布巾で拭くと、さっぱりきれいになります。電気製品ですから、頭部ケースの中に水が入らないように、ローラーを必ず下に向け、注意してやってください。




フレッシャーを購入した際に付いていたパンフレットを、紹介しておきます。 私の考えと家庭医学協会の主張が同じものとは考えないでください。私の思い違いや、家庭医学協会の主張とは異なる趣旨の紹介文もあると思いますが、それはすべて私の責任です。ご注意ください。

寒い季節にフレッシャーは、つらいという問題

暖かい時期には思い出したように始めるのですが、寒い季節に肌をむき出しにして、フレッシャーをかけるのは、はっきり言って、つらいです。フレッシャー座禅は別として、暖かい季節が来るまで、フレッシャーを体にかけることは、中断しているのが、実情です。
でも、寒い時期は、風邪とか、引きやすい時期でもあります。最悪、布団をかぶって、中でゴソゴソやるしかありません。

で、私は、考えました。何も、フレッシャー自体にこだわることはない、と。基本の5ヶ所を温めることさえできれば、それで良しではないか、と。

電気敷毛布、アンカで温める

電気敷毛布を使えば、腎臓や足心が温まります。また、アンカを足元に使えば、足心が温まります。平型アンカをお腹に置けば、肝臓や、丹心を、それぞれ温めることができます。

こうして、基本の5ヶ所の内、4ヶ所を温めることができるのです。
でも、さすがに、足元アンカと電気敷毛布の併用は、良くないので、足元アンカか電気敷毛布(+お腹のアンカ)か、どちらかになります。

アンカをお腹に載せる際、大問題は、暖かくなり過ぎて火傷してしまうことです。低温火傷は、大変怖いです。ですから、温度調節可能なアンカで最低温度にして、更にタオルなどでしっかり断熱して、肌に当たる温度を下げます。

しかし、温度調節可能なアンカと言えば、私の知る限りでは

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この、 Panasonic 電気あんか【DW-78P-H】 しかありません。 しかも、値段が少し高いです。でも、健康第一。(この理屈でフレッシャーも買いました)
低温火傷さえ防げれば、寝ている間にフレッシャーしてもらえるわけで、まったく楽ちんです。ご検討されてみたらいかがでしょうか。

購入困難になってきて→代替手段としてドライヤーがあります

購入方法と修理のリンクをご覧になれば分かるのですが、メーカーの販売・修理サイトは、閉鎖されました。グーグルで検索しても、中古品の販売情報は、たまに見かけますが、新品のものは見かけません。家庭医学協会からのルートも、今では無理となりました。。
でも、少しはご安心ください。基本の5カ所への施術は、フレッシャーでしかできないわけではありません。

生命は熱であり熱のなくなったものが死。自然良能の働きを最も早く高めるのは熱、温熱刺戟を主体とするフレッシャー治療器により上記五ヶ所に施すとそれらの大切な機能がよみがえって(もっとも不自然である化学薬品のような副作用―毒作用―は全くなく)いろいろな病気も根本からよくなってゆく
(「家庭医学基本治療法」より)

というものですから、各所を温められるものであれば、例えば、ドライヤーでも構わないのです。



実際、私は、場合によって、フレッシャーの代わりに、ドライヤーを、よく使ったものです。特に、寒い時期、体を温めたいと思うときは、ドライヤーの方が、適しているのです。

ドライヤーの温風を、とにかく気持ちのいい強さ、距離で、各所にかけるのです。その際、ドライヤーは振り動かしながら、反対の手でドライヤーの風が当たる部分をなでながら、やっていきます。
夏の時期はドライヤーはつらいのですが、逆に風邪などが流行りやすい冬には、暖かくて気持ちのいいものです。体調の悪い子供を布団に寝かせ、お腹や背中を、なでながら、ドライヤーを当ててやると、親子のやさしい触れ合いにもなって、二人とも安心できます。
ドライヤーは、たいていのお宅にはあると思いますので、追加の費用もかかりません。

お医者さんからもらった薬を飲ませて、布団に寝かせ、ただ心配しているだけでなく、時々、フレッシャーやドライヤーをかけてやると、治りも早い(と思います)し、気も紛れます。それだけでも価値があると、思います。

カイロで楽々温め

また、カイロを使えば、後は、何をしなくても温まります。カイロと言えば、おなじみクラシックのハクキンカイロから始まって、使い捨てカイロ、充電式のカイロも色々あります。
寒い季節には、カイロはありがたいものです。さらに、カイロベルト、というものがあります。


(色は青と黄があるようです)


使い方は


株式会社立石春洋堂のページから引用しました)

これにお好みのカイロを入れて、お腹に当てると、肝臓、あるいは、丹田(小腸)を温めることができます。背中に当てると、腎臓を温めることができます。そうしている内に、全身も温まりますので、フレッシャー以上に働き者です。着ける際の手間だけで、手当ができて、本人は楽ちんです。
熱すぎる場合は、袋の中、カイロの体側に、厚い布などを入れて、少し断熱します。我慢して、低温やけどになりませんよう、ご注意ください。

貼り付け式の使い捨てカイロは便利なのですが、熱くなっても動かしたり、温度調節したりするのが大変です。
カイロベルトだと、上下に、左右に、前に後ろに、簡単に動かせます。布をはさめば、温度調節までできてしまいます。その結果、内臓全体をいつの間にか温めている、ということになります。
カイロも寒さ対策だけでなく、使い方次第で、「自然良能の働き」を高めることができるのです。

フレッシャーが手に入らなければ、布団での暖房器具、ドライヤー、カイロなど・・・で。諦めないで、健康を手に入れてください。


電子温灸器・フレッシャー - 紹介サイト  (2004年より)
 管理人 古川優