2025年6月9日
アオウキクサは、暖かい時季にはどんどん繁殖して、金魚の良いおやつになってくれます。
毎日観察していても、気がつくと水面一杯に増えている、ということで、繁殖の細かい様子が意外と分かりません。インターネットで探してみても、動画が多くて、ゆっくり見れないのが残念です。
で、この際、毎日自分で撮影して、繁殖の様子を詳しく追いかけることにしました。
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栄養繁殖、葉状体が娘葉状体を形成。それが離脱して新しい群体をつくる。・・・という具合です。「娘葉状体」といわれていますが、一体どうなんでしょう。面白そうですね。
親がいて、娘ができて、その娘から また娘ができて、・・・・・(暖かい時季には果てしなく続く)と。
環境は5月末から6月始めにかけてです。ガラスコップに入れ、室内の照明の下に置きました。室温は大体25℃前後でした。最初は日ごとでしたが、変化が意外と速かったので、途中から朝と夕方の撮影に変えました。
なお、変化を見やすくするために、撮った写真を加工しました。最初の親がずっと同じ位置、同じ向きになるよう、移動・回転しました。
では、いよいよ
5/29朝
5/30朝
5/30夕
5/31朝
6/1朝
6/1夕
6/2朝
6/2夕
6/3朝 親と娘はつながったまま、それぞれから、さらに(孫)娘ができてきました。親は親で、さらに新しい娘を作ります。4角に収まらなくなったので、枠を丸に変えました。
6/3夕
6/4朝 孫娘に追い出されるように、親子は離れていきます。もう、このあたりでバラけてしまうのかと思いましたが、親と子の絆は強いようで、まだしばらくつながったままです。
6/4夕 孫娘からさらに(ひ孫)娘ができてきています。
6/5朝 藻類が繁殖してきて、まわりが汚い感じに見えてきました。
6/5夕 群れが3つになりました。
6/6朝 5/29の2体から、7日間で、もう14体になりました。2のn乗という感じですね。
6/6夕
6/7朝
6/7夕
6/8朝 群れは5つになりました。白いブツブツは、空気の泡です。
6/8朝 今まで一つでつながっていたのが、バラけてしまいました。親と子の絆が切れてしまったということで、これで終わりにします。
アオウキクサは、葉1つに根が1本です。一番最初(5/29)には、横から覗くと、根が3本見えました。新葉が出て来る前に、もう根を出しているのです。
6/1のものを見てみますと、上から見ると成長した葉が2枚、出かけの葉が2枚ですが、
6/1朝
それを横から撮った写真だと、
6/1朝
もうしっかり4本の根があります。
6/1朝
ひっくり返して撮影してみましたが、くっついてしまって、様子が分かりません。
可愛くて不思議なアオウキクサでした。