つくづく総合研究所 海竜風ホーム

食器洗いから手荒れを追放するには?

2024年5月26日他のサイトから移転  

季節によらずのことですが、特に冬には、食器洗いによる手荒れは、台所仕事での一番の悩みです。

その対策として、


とか、考えられると思います。
でも、実際、それぞれに難点があるのですよね。

目次


食洗機は別格として(長時間うるさい、という決定的な欠点がありますが)、手洗いということに限定して考えてみますと、 結局、


防水手袋を使う、ただし下履き手袋とセットで



で決まり、ということになると思います。

私自身、仕事で防水手袋を使ってきました。しかし、特に夏、手袋の中が汗で蒸れて、あげくに手の皮が剥けるようになってしまいました。
(家庭の台所仕事では、ここまでには、なかなかならないと思いますが、人によっては、一歩手前までには、行っているのではないかと思います。)

手袋をひっくり返して洗ったって、手間がかかるだけで、大して効果はありません。サラサラの粉が取れて、事態がもっと悪化してしまう、ということもあります。

いろいろ考えて、やってみた結果、最善の策は下履き手袋と防水手袋をセットで使う、ということでした。

ゴム手袋と下履き手袋


湿気(汗)は木綿の下履き手袋が吸ってくれます。防水手袋の中は、ほとんど蒸れないし、汚れることもありません。

下履き手袋をちょくちょく(特に夏は、できれば毎日)洗うと、いつも清潔に防水手袋をはめることができます。

食器洗い手袋は、スーパーでもいろいろな種類のものが、あれこれ効能をうたって、並んでいます。しかし、 実際は


下履き手袋がないと、どんな食器洗い手袋でも蒸れる



のが、現実です。面倒くさくて、不快な割には、結局蒸れるのです。そしてつい、素手での手洗いが一般的になってしまっているのです。手荒れに困りきって、うるさい食洗機も、辛抱するしかなくなるのです。

内部に吸湿対策がしてあっても、吸湿の限度はあるし、買ったその時は良くても、何回か使うと同じことで、臭くなります。

内部に汚れと水分がたまり、どうしても手荒れにつながってしまいます。私は、とうとう手の皮がむけてしまいました。怖くなって、いろいろ考えた末、下履き手袋を始めました。

使い捨て防水手袋は、臭うことはないとしても、よけいに、すぐ蒸れてしまいます。使いにくいし。


夏は下履き手袋を毎日取り替えると快適至極



でも、下履き手袋と防水手袋をセットで使うと、こうした問題はすべて解決できるのです。

面倒くさいといえばそうなのですが、下履き手袋を着けるというちょっとの手間で(これが当たり前なんだ、と思えば、何でもなくなります)、他の苦労がなくなります。

下履き手袋は自分の手にピッタリ合うものが良く(たいていはフリーサイズですが)、防水手袋の方は、下履き手袋の上にはめますので、1サイズ大きめのものが必要です。防水手袋は伸縮性がないか、あっても少しだけなので、サイズの見極めが必要です。


下のトラスコの手袋は、極めて丈夫です。私など、もう1年以上使っています。LLサイズまであります。少しゴワゴワしますが、慣れれば何でもありません。(ただし、洗剤で滑りやすいので、要注意) 冬の冷たさにも平気です。いくつかの種類を使ってきましたが、これほど丈夫なものはありませんでした。


TRUSCO 厚手手袋 ロングタイプ LLサイズ【DPM-6630-LL】(作業手袋・ニトリルゴム手袋)



下履き手袋には、普通の軍手は大き(厚)すぎて良くなかったです。ドライバー用手袋も、ゆるくて、外れやすいので、向かな いと思います。(当時は下履き手袋というものを知らなかったので、いろいろやってみました)
 「下履き手袋」ということで売っています。薄くて、手にしっかりなじみます。


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下履き手袋と防水手袋のセットにしますと、夏は、防水手袋を着けても、さっぱり快適です。特に、夏は下履き手袋を複数用意し、毎日取り替えて、洗うようにすると、防水手袋を着けるのも、全く苦ではなくなります。防水手袋内部も汚れにくいので、快適で、より長持ちします。

夏は、下履き手袋のありがたみを最も実感できる季節です。

しかし、夏だけではありません。


冬の水洗いでも冷たくない、手荒れもなし



というオマケがあるのは、うれしいことです。冬にお湯を使わなくても、まったく問題なしです。夏でも冬でも、食器洗いはお湯を使わずに済むのです。しかも、我慢するのではなく、お湯が不必要なのです。

洗剤や、冷水で手を荒らすことはなくなります。食器洗いによる手荒れに悩んでいる方は、多いようですが、洗剤が何であれ、お湯であれ水であれ、もう悩む必要がなくなるのです。

もちろん、冬に水洗いするためには、特に、油汚れを事前に古布や紙などを使って、取り除いておく必要があります。少し面倒ですが、古着などを適当な大きさに切って、ためておくとエコで良いですね。


使わない時は吊るして干しておく



食器洗いをすると、手袋の外が濡れますし、中も汗で湿ります。外側はそのまま布巾などで拭いて、手袋を外してから、防水手袋と下履き手袋、どちらも吊るして干しておくと、次に使う時、快適に使えます。長持ちもします。


手袋は吊るして干す

防水手袋の方は、手首部分をできるだけ広げて干すと、乾きが違います。



一人暮らしにおすすめ-行儀は悪いが、いろいろ良いことがある秘密のナメナメ



お行儀悪いです。食器をなめてはいけない、とは基本的なマナーです。公衆の面ではしてはなりません。しかし、顔を汚さないようにして、お皿などを、最後にペロペロなめ上げると、きれいになります。

食品ロスが減りますし、水を汚すことも少なくなります。洗う前に食器を拭くなどの手間も不要になります。

顔を汚さないようにして舌だけでなめるのですから、少し難しいのですが、舌や唇・顔の筋肉のトレーニングになり、笑顔と声が自然ときれいになります。舌がもつれる、モゴモゴといったいわゆる年寄り声を改善し、オーラルフレイル、(肺炎にもつながる)誤嚥の予防になります。「オーラルフレイル予防の口腔体操」といったのもありますが、実際はなかなか続くものではありません。が、ナメナメは毎食のことですから、かなり効果が上がります。なめて美味しいという、即時報酬効果もありますから、見た目(見られ目)さえ辛抱できると、続けやすいものです。もちろん、食器洗いはぐんと楽になります。

一人暮らしの方は、すぐ試してみてください。浅いお皿など、なめやすい食器をなるべく使うようにすると良いでしょう。複数でお暮らしの方は、家族で十分話し合いされて、みんなで納得してから、実行されると良いでしょう。

シェークスピアのマクベスにもあります
「きれいは汚い、汚いはきれい」
マナーと健康とは矛盾することもあります。もちろん、マナーが優先される場面は多くあります。
口元がしっかりしていれば、食卓などを汚してしまうことも、少なくなりますね。

冷たさと手荒れから解放されて、快適な食器洗いとなりますように