つくづく総合研究所 海竜風海竜風ホーム

鼻うがいで新型コロナウイルスを撃退しよう!


目次


当研究所所長
 鼻うがいで
  コロナ撃退宣言!
2022年3月9日、元気です!
未感染の記録

2021年9月8日鼻うがい開始


 (2021年7月ファイザーワクチン2回目接種)
(鼻うがいで快調だし、3回目のワクチンは遠慮しようかな、とも思っています)
2022年3月9日より
WordPressによるサイト
に移転しました。この欄については、3月9日をもって終了といたします。

「上咽頭」をご存知ですか?

皆さん、上咽頭の炎症について、ご存知ですか?
私は、まったく知りませんでした。この度、偶然に堀田修医師の著書に出会い、上咽頭のことを知り、また、少し試してみて、その重要性についてびっくりしました。

上咽頭の位置
みやけ耳鼻咽喉科アレルギー科様から無断でいただいた画像です

新型コロナウイルスとの関係でも、絶対に無視できないことだと、思います。
たまたま、鼻うがいは去年(2021年)の春から少しの間だけやっていましたが、早速再開しました。その辺の体験を交えて、少し話して見たいと、思います。

「慢性上咽頭炎」がさまざまな不調の原因となっている
   感冒では最初に急性上咽頭炎が起きる

まずは、堀田修医師の著書を3冊紹介させていただきます。

腎臓病を治す本 堀田修 マキノ出版 腎臓病を治す本 堀田修 マキノ出版
しつこい不調の原因は「慢性上咽頭炎」だった! 堀田修 Gakken
つらい不調が続いたら上咽頭炎を治しなさい 堀田修 あさ出版

さらに、何箇所か衝撃的な内容を引用して、ご紹介します。(「つらい不調が続いたら上咽頭炎を治しなさい」より)

その名前は、上咽頭。左右の鼻の穴から吸い込んだ空気が合流して、下の気管に向かって流れが変わる、中咽頭へ通じる空気の通り道です。この上咽頭が、慢性的に炎症を起こしている状態、「慢性上咽頭炎」がさまざまな不調の原因となっていると考えられています。

鼻から取り入れられた空気は上咽頭で加温・加湿・浄化される

上咽頭ではウイルスや細菌に対して免疫システムがフル活動

この「戦い」のとき、発熱や腫れ、痛みなどの炎症が起こります。

健康な人でも上咽頭表面は「生理的炎症状態」にあり、

この生理的炎症の状態から細菌やウィルスの感染などがきっかけで炎症が強くなった状態が「病的炎症で」、その典型が感冒(風邪)です。感冒では最初に急性上咽頭炎が起き、その結果、のどの痛みや痰などの自覚症状が生じます。

風邪のメカニズムを確認しておきましょう。
まず、空気感染によって侵入してきたウイルスや細菌が、体の関所である上咽頭で、体を外敵から守る役目を担うリンパ球や顆粒球と戦闘状態になります。次にウイルスや細菌が上咽頭で退治されずに、関所を突破してしまうと、血流に乗って体の全身を駆け巡り、ウイルス血症、菌血症を引き起こし、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛、などの全身症状が現れます。
こうしたことからもウイルスや細菌が上咽頭という関所に留まっている風邪の早い段階で、塩化亜鉛という強力な武器で敵を叩いてしまうのが効果的です。

以上、すべて「つらい不調が続いたら上咽頭炎を治しなさい」より

風邪は、鼻奥ヒリヒリから来るのか

風邪は鼻から

もう何年も風邪をひいていない私も、一時、よく風邪をひいたものですが、まさに、このように、まず鼻の奥がヒリヒリ痛くなって、たいてい翌日あたりから熱が出て、この頃が一番つらく、数日して熱が治まリ、少し楽になってくると、最後に咳が長く続いたものでした。これは全て、上咽頭の急性炎症、その後の慢性炎症によるものだったのですね。
鼻の奥がヒリヒリして来ると、まず、風邪薬ということで、いつも携帯していました。でも、上咽頭のことなど全く知らなかったですね。後悔! 喉のうがいは、風邪にかかわらず、熱心に続けてきたのですが、ピント外れだったのですね。
風邪には鼻うがい、これを常識化してほしいですね。
風邪を引きやすい人は、ぜひ鼻うがいを試してほしいと思います。アメリカのバイデン大統領も、風邪を引きやすいようですね。声が鼻にこもっているように思うのは、私だけでしょうか?上咽頭炎ですね。バイデン大統領もぜひ鼻うがいを習慣にしてほしいですね。
(ところで、この風邪、必ず、冬の始まりの温かい日に起きることが分かってきたのです。実は、この風邪は、塩分不足によるものだ、ということが、何年かして、やっと分かりました。夏も、昔は強かったのに、その頃は結構フラフラしていました。夏も冬も塩分不足による熱中症みたいなものだったのでした。ラーメンを食べたいか、を基準にして、ラーメンを食べたいと思ったら、積極的に塩分を摂るようにしたら、夏に強い、冬も風邪は引かない、に戻れました。減塩もほどほどに。この件はまたいつか別稿で)

コロナウイルスも鼻、咽頭に集まる

新型コロナウイルスワクチン

現在も、世界を揺るがしている新型コロナウイルス。PCR検査は、よく「鼻咽頭」から採取すると言われますが、
そのPCR検査とは?(いくつかのサイトから適当に、抜書きしました)

コロナウイルス検査では、鼻咽頭拭い液や唾液などを採取して検査を行っています。

検査の方法には、唾液、鼻腔、鼻咽頭の3種類があります

鼻腔検査のやり方
鼻の穴の入り口から2~3cmほど綿棒を入れて粘膜を擦り採取します。鼻腔ぬぐい液での検査ともいいます。

鼻咽頭検査のやり方
インフルエンザ検査のときのように、鼻の奥まで綿棒を入れて粘膜を擦り採取します。鼻咽頭ぬぐい液での検査ともいいます。
唾液検査や鼻腔検査よりも精度が若干高いと考えられています。

この「鼻咽頭」というのが微妙で、昔は上咽頭のことを鼻咽腔と言ったみたいですが、そこのことか? 
以下は厚生労働省にあるpdfファイルからのものです。

鼻咽頭ぬぐい液の採取

これを読むと、「鼻咽腔」は上咽頭のことだと思われます。「感染初期には鼻咽頭ぬぐい液は最も標準的で信頼性の高い検体と考えてよい。」とも書かれています。鼻から喉にかけてはコロナウイルスが留まりやすいところなのは確かなようです。だからこそ、鼻や唾液から検体を採取するのでしょう。

もし、PCR検査の前に、しっかり鼻うがいをすれば、感染していても検査は陰性になりそうですね。これはズルのようですが、そのまま鼻うがいを続けていたら、治ってしまうんじゃないでしょうか? どうなんでしょう。初期の人、発熱してすぐの人に試してほしいですね。
もちろん、感染していない人は、感染しないように鼻うがいをしたいものですね。

鼻うがいでコロナウイルスを洗い流す

鼻うがい器
(小林製薬さん、すみません、画像、勝手に使わせてもらってます)


となると、素人考えとして、「三密回避など隔離も良いが、鼻から、喉にまとわりついているかもしれないコロナウイルスを洗い流すことは、手を洗うのと同じか、それ以上に大切なことではあるまいか?」と思うわけです。
空気感染が主だとすると、(口呼吸の人は論外として)、まず、鼻腔から上咽頭がウイルスまみれになるわけですね。そこから体の中や、肺にすぐ行ってしまうのか、それとも、上咽頭で戦いが行われて、体が負けると、肺に行くのか? この辺のことが伝わってこないですね。

もし、上咽頭が主戦場だとすると、その時、援軍=鼻うがいが来て、敵=ウイルスの大半を洗い流してしまってくれれば、その後の戦いは、身体側に極めて有利に進むことと思われます。

鼻から口にかけては、とにかく特にメンテナンスを要する箇所だと言えます。
(ところで、「口呼吸の人は論外として」と、前述しましたが、口呼吸の人が呼吸器系感染症に弱いことは、明白です。この点もコロナウイルス感染防止のために、強調されるべきことですが、ほとんど言及されないのは残念です)

三密回避とマスクで、鼻、口に入るウイルスを少なくすることは、政府からも返す返す強調されています。しかし、入ったウイルスを早めに洗い流すことも、強調されてしかるべきではないでしょうか。

また、コロナ後遺症と言われるものは、堀田医師の言われる「慢性上咽頭炎」のために起きている、と考えられるのではないでしょうか。
コロナ後遺症には、嗅覚の異常、味覚の異常、けん怠感、息切れ、脱毛、記憶力・集中力の低下、うつの症状などが挙げられています。脱毛を除けばいずれも、堀田医師が「慢性上咽頭炎」の症状として指摘されているものばかりです。
ぜひ、鼻うがいをやってみてほしいですね。
「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」には、堀田医師をぜひ加えてほしいですね。

堀田修医師へのインタビュー、その他おすすめ記事の紹介

堀田修医師へのインタビューです。コロナウイルスについても言及があります。
花粉やウイルスを防ぐ「鼻うがい」、驚きの4つの効果とは
大変参考になります。鼻うがいは、新型コロナウイルスに対する予防だけでなく、「後遺症」に対しても効果がある、と言及されています。

直撃インタビューも
堀田修医師(医師)「ウイルス対策とつらい不調の改善に『だれでもできる一生モノのセルフケア』」
動画あり。

ずばり、コロナ対策です
新型コロナ対策に、医師が「鼻うがい」を推す理由 堀田修医師にその根拠を聞く
これも動画あり。「鼻うがいは症状に応じて何回行っても良いと考えています」という発言もあります。

堀田医師の関わっておられる
日本病巣疾患研究会
最新情報が、いろいろ分かりやすく書かれています。特に上咽頭と「全身の不調」の関係について。

堀田医師のレポートです
COVID-19感染初期における鼻うがいがもたらすインパクト
「そして、この度、発症早期の段階での鼻うがいの導入がその後の入院や死亡を1/8以下に減少させることが8月25日付けのメドアーカイブ(medRxiv)より報告された1)。」すごいですね。


上咽頭がよくなれば、体調もいろいろ改善する

コロナウイルスに限らず、鼻から喉にかけては、人の健康にとって、大変重要なところみたいです。
堀田修医師の本を読みますと、体の様々な不調が、実はその原因が上咽頭の炎症にあった、ということが多いらしいです。
上咽頭が病的な炎症を起こし、それが「全身の不調」を引き起こすということがけっこうあるらしいのです。

「風邪は万病のもと」という言葉があります。堀田修医師の話によりますと、これは風邪で上咽頭が炎症を起こし、すぐに治らないと、上咽頭での戦いが全身に及んで、病原菌・ウイルスが広がったり、逆に、それと戦うために活性化した免疫システムが誤って、自分自身の体を攻撃したりする(自己免疫疾患)ため、だとのことです。
上咽頭様には、静かに鎮座していただけるよう、常から清浄にしておかなければならない、ということですね。

健康な人でも生理的な炎症を起こしている、とも書かれています。となると、素人考えですが、「健康な人」と言っても、ピンからキリまであるわけです。

上咽頭はどこまで良くなればいいのか

例えば、
血圧値については、
高血圧より低くても、至適血圧正常血圧と分類されており、当然ながら「正常血圧」でも安心はしておれません、ということです。

血糖値についても、
糖尿病型以外に、境界型正常型があり,正常型の中にはさらに正常高型が含まれています。境界型はもちろん、正常高型も「安心できませんよ」ということです。

となると、上咽頭の、「健康な人」の生理的炎症についても、要注意炎症と、安心炎症とがありそうに思えます。
この辺のことは、堀田医師もあまり関心がなさそうで、触れておられません。しかし、一見健康な人であっても、いつ危険な状態になるか分からない、あるいは、実はかなりヤバイ状態一歩手前だ、ということもありえるわけです。逆に、炎症を起こしていない安心な状態というものが、あるかもしれない、とも思ったりするわけです。

安心な状態があって、何かすればそこに近づけるとすれば、「全身の不調」を防ぐために、日頃から、そのために努力したい、ということになりませんか?
病的な炎症ではないから、と安心するのではなく、コロナウイルスや、インフルエンザや、「全身の不調」を防ぎたい、という観点からすると、とりあえず大丈夫、から、本来の安心な状態に近づけていくことは大変重要に思います。
本来の安心な状態、というのがどういうものなのか、まだ答えはないように思います。
「健康な人でも上咽頭表面は『生理的炎症状態』にある」(「つらい不調が続いたら上咽頭炎を治しなさい」より)、とのことですが、生理的炎症が限りなく少ない状態に近づけることは、できるのではないでしょうか。
現状では、上咽頭の状態は、なおざりにされ、放置されているのだと思います。

特にコロナウイルス対策という観点で考えると、三密回避に加えて、上咽頭の状態をよくしていくことは、ワクチン接種と同じくらい重要なことかも知れません。

上咽頭を清浄にすることは大変重要なこと

鼻の奥まで洗い流すハナノア
(小林製薬さん、すみません、画像、勝手に使わせてもらってます) 口から出す場合でも、シャワータイプが使いやすいです

思えば、コロナ対策として手洗いが言われますが、何も手の皮膚からウイルスが体内に入って来るわけではありません。ウイルスのついた手で鼻や、口や、目を触って、そこから体の中にウイルスが入って来ることを、防止するためなのです。
しかし、手や体を毎日のように洗い、また目は別として、口は歯磨き、うがいなどで日に何度も洗います。しかし、休むことなく外気を受け入れて、最前線で戦ってくれている鼻、喉、とりわけ鼻、上咽頭はせいぜい「かむ」程度で、洗い流すことが、一生を通じてほぼなし、ということで今までやって来たのは、大変不思議と思えます。あまりに軽んじられて来たのが、鼻、上咽頭ではないでしょうか。
これを新型コロナウイルスは、警告してくれているのかも知れません。

いくら上咽頭のリンパが細菌やウィルスと戦い続けてくれているとはいえ、細菌やウィルスをちょくちょく洗い流してやることは、その応援のために、大事なことだと言えるのではないでしょうか。マスクでウィルスの侵入を少しでも防ぐことに加えて。ウイルスを洗い流して、上咽頭を少しでも休ませて、パワーあふれる正常な状態に戻れるように、手伝うことができるのです。

ああ、思い出してしまいますが、小学生の頃は、風邪も引かない元気な子でした。ひょっとしたら、夏になれば、家の近くのきれいな海で泳ぎまくっていましたが、その際に、思いっきり、海水で鼻と上咽頭を洗いまくっていた(入ってしまっただけですが)のが、関係しているのかも知れません。
昔、「海水浴すれば、冬、風を引きにくい」という話がありましたが、その後、否定されてきたみたいです。しかし、今思えば、これは実は、紫外線に当たるから、ということではなく、海水で上咽頭を洗ってしまう、その結果だったかも知れませんね。

毎日、外界から体の中に受け入れている作用といえば、食事と呼吸です。日に三回程度プラスアルファの食事と違って、1分間に何十回もしている呼吸で、常にウィルスや異物の侵入にさらされているとすれば、その入口で一番頑張ってくれている上咽頭は、鼻にもかけられていない現実とは逆に、一番清潔にしてやらなければならない部分ではないでしょうか。

私は、2020年、コロナの第一波の頃に、思い立って、鼻うがいを始めました。が、しばらくして、(身近な人がバタバタ倒れる、ということでもなし、と)安心して、何か少しバカらしくなって、やめてしまいました。しかし、この度、堀田修医師の著書に接して、鼻うがいをバカにはできないと、心底思いました。

「全身の不調」と言われて、自分とは全然関係ない、と言い切れません。「つらい」ほどの不調でなくとも、目やら、鼻やら、耳やら、股関節やら、コリやら、筋肉痛やら、むくみやら、数えればきりがないほどです。健康診断の結果もAばかりではありません。
また、この「不調」というものは、その時につらい、というより、その「不調」がなくなった後で、「ああ、あれは当たり前の事だと思っていたが、実は不調だったのだ」と、気がつくことが結構多いものではないかと、思うのです。
(逆もありますね。健康を失った後で、「ああ、あのなんでもない状態が、実は大変貴重なものだったのだ」と、思ったり。)
そう思うといたたまれなくなって、鼻うがいを、再開しました。「やりすぎは悪い」という話もありますので、日に三回に限定して。

鼻うがいで、鼻すっきり
      鼻うがいの体験談

新型コロナウイルスの予防は3つの愛ポスター
ポスター、「この鼻うがいポスターは、ご自由に印刷してお使いください」とのことです)

事前に作っておいた生理的食塩水(熱湯に0.9%<1000ccの水に食塩9g>の食塩を加えて、冷ましたもの)を、使う直前に人肌に温めます。(冷たいと刺激が強く、体温を超えるとやけどの可能性があります)、鼻うがい容器に移して、鼻うがいです。めんどくさいといえば、めんどくさいのですが、さっぱりして、快適です。これで、コロナや風邪を防げて、体調も改善するとなれば問題なし。
医者に出かけて行って、待って、診察してもらって、注射や薬をもらう、ついでに、他の伝染病をもらってしまう(という体験あり)、ことに比べて考えれば、楽なものです。

鼻うがいに使う生理的食塩水について、塩分制限しておられる方にはどうか、という意見もありますが、どうでしょうか? 1000ccの水に9gの食塩。200cc使って、誤って10ccの食塩水を飲み込んでしまったとして、その内の食塩は0.09gに過ぎません。(10ccも飲み込むことは、通常考えられません) 日に三回続けて飲んでしまったとして、0.27g。これは食塩制限の誤差範囲内でしょう。上咽頭を清浄にするメリットを考えれば、問題ないと思います。

いやはや、そういうことで鼻うがいを再開しまして、たいして期待はしていなかったのですが、これがすごいことでした。コロナや風邪対策の前に・・・。
まず、左の鼻がいつもつまり気味で右の鼻とは、はっきり違っていましたが、2,3日で左の鼻が通り始めたのです。1週間もすると、左右の違いは感じられなくなりました。
もう10年以上も前から、自覚して気になっていたのですが、鼻をかんでも変わらないし、諦めていました。詰まった方から鼻水は出やすいし、寝る時も、横になる時、どちらを下にするか、悩んだりしたものでした。去年の春より効果が出たのは、上咽頭をねらっての鼻うがいをしたせいだと、思います。

ついで、鼻汁、鼻〇ソもほとんどなくなりました。
振り返れば、去年の鼻うがいの時にはかなり改善していたのです。それを今になって気がついたのですが、それが今は、ほぼ無くなりました。単に洗ってきれいになった、というのでなく、わいてこなくなった、という感じです。
コロナのせいで、外出の機会も減ったので、一概には比較できないのですが・・・。思い起こせば、若い頃から、当たり前のように付き合ってきた記憶があります。

花粉症を含め、鼻をかむ事の多い人は、上咽頭が慢性的に病的な炎症を起こしていると、考えられます。鼻うがいで炎症は治まってくるはずです。私の場合も、ティッシュの使用量が激減しました。
鼻〇ソ、ってゴミかと思ってましたが、分泌物が主なのですね。鼻汁って、実は、ウミに近いものかも知れないですね。

確かに、鼻うがいで喉、耳も改善

また、私は、以前から会話が長くなると、喉が痛くなるという、コミュニケーション拒否症か、と思うような症状に悩んできたものです。長話をしないように体が警告しているのだろう、と納得していました。
最近では、会話の際、あるいは歌を歌う時、痰が絡んで結構恥ずかしい思い、苦労をしてきました。まあ、三密回避もあって、そういう機会は減ったし、せいぜいうがいで対策を、と思っていました。うがいは、もう10年以上前から、毎日、欠かしたことはないのですが。

それが、鼻うがいを始めて十日過ぎた辺りから、痰の絡みが急にマシになって来ました。こころなしか、声もよく出るようになったような気がします。
会話が長くなると喉が痛い、というのも、上咽頭の炎症が喉にまで達していた、ということのような気がします。
堀田医師の言われる「後鼻漏」ではないかと、思います。痰が取れにくいだけで、なんでもないことだと思っていましたが、結構深刻なことだったのですね。後鼻漏は、なかなか完治しないと言われています。そのとおり、鼻うがいを始めて1ヶ月以上、良くなっているのがはっきり自覚できますが、完治にはなかなか時間がかかりそうです。

痰といえば、鼻腔から肺までの間で生じる、と言われていますが。抵抗の拠点=上咽頭の炎症を抜きにいきなり肺の炎症もないと思うので、やはり、大本は、上咽頭の炎症ではないかと思います。「ゴホンといえば、鼻うがい」

鼻うがいで元気に

さらに驚くべきは、耳鳴り。
耳鳴りは、十数年前に、突然始まり、以来、長く付き合っているのですが、首、顎のコリから来ているように思って、いろいろコリとりのために、あれこれやってきました。耳たぶマッサージとかも。それで、徐々に、徐々に、ましにはなってきていたのですが、この度の鼻うがいで、文字通り、日毎に、はっきり改善してきました。

また、耳たぶを引っ張ると、耳の穴のどこか塞がれているような箇所が、広がって、その時だけ聞こえが良くなる、指を戻せば、耳が塞がれているような感じに戻ってしまう、という症状がありました。この塞がれている感じがなくなって、耳たぶを引っ張っても、指を離しても、耳の穴がよく通っている、という感じになってきたのです。今にして思えば、上咽頭の炎症による腫れがあって、耳のどこかが塞がれていたのだと思います。上咽頭の炎症が弱くなってきて、そこが良く通るようになったのだと思います。

こういうこともあるんですね。堀田医師の本にも、上咽頭炎症から来る耳鳴りの話はありましたが、いやはや感謝感謝です。当然ながら、聞こえも改善してきました。

良くなって初めて分かる、それまでの不調。
鼻うがいを続けていって、変化がありましたら、またここで、報告させていただきます。

コロナ対策として鼻うがいをしてもらい、そのおかげで「全身の不調」が徐々に改善。さらに、鼻うがいを、顔洗い、手洗い、入浴・シャワー、歯磨き・うがいに加えて、新習慣にして行けば、医療の逼迫は劇的に改善、医療費激減。いやはや、人間万事塞翁が馬ですね。

「はなたれ小僧」の時代には、誰も鼻うがいなど考えなかったが

昔は「はなたれ小僧」という言葉もありました。
今ではあまり見かけませんが、鼻をズルズルしている小学生は多かったものです。これは栄養不足による細菌感染症が主だったのではないか、と今では言われていますね。であれば、鼻うがいをしっかりやっていれば、防げていたかも知れませんね。
でも、「帰ったら手を洗いましょう」とは言っても、誰も鼻うがいなど、言いも、考えもしなかったのです。
鼻うがいという考えがなかったんですよね。

今でも、一般化しているわけではありません。2020年の春、マスクには、いつも長い行列ができていたものですが、ハナノアは、手つかずで売れ残っていました。おかげで、ハナノアを手に入れることができたのですが・・・。

鼻うがいの危険な点、注意点、やり方のこつ
  耳管や気管に水が入らないように

上で引用したポスターに書かれていますが、「急性中耳炎、滲出性中耳炎、声帯麻痺、誤嚥をおこしやすい人、膿性鼻汁の多い人」は鼻うがいをしてはいけません。

そのように、鼻うがいで、特に注意したいのは、耳管に水が入らないようにすることです。
これが、鼻うがいの一番の危険性です。耳の病気になってしまいます。小さな子供や、誤嚥などの障害のある人は、避けておいた方が良いでしょう。
また、気管に水が入らないようにも、気をつけましょう。

鼻うがいをできない場合には、堀田医師の本では、2ccの生理的食塩水を使った上咽頭洗浄が紹介してありますので、そちらを参考にされると良いでしょう。

耳管や気管に水が入らないようにするには、鼻うがい中は口を開け、「あー」と声を、口から、鼻から、ゆっくりと、出し続けましょう。(途中で、息継ぎする時は、水を吸い込まないよう、口からゆっくり、注意して)
耳管に水が入らないようにするために、鼻うがい中に頭を左右に傾けないこと、まだ鼻に水が残っているうちに、水をゴクンと飲み込んだり、強く鼻をかんだりしないことです。

また、首を上に立てると、気管に水が入りやすいので、頭を前に傾けた状態を続けます。下を向いていると、鼻から入れた水は鼻から出ます。だんだん顔を上げていくと、鼻から入れた水は口から出るようになります。その傾きを保ったままで、水が鼻の一番奥に届くように狙うと、上咽頭をもろに洗っていることになります。

最初は、かがんで、鼻から入れた水を鼻から出す、から始めていきます。だんだん自信がついてきたら、頭を少しずつ上げて、水を口から出すようにして、上咽頭を直接洗うようにしていきましょう。

面白いことに、鼻うがいを続けていると、今まではとにかく「鼻から喉」と、大雑把に感じていましたが、鼻腔、上咽頭、咽頭、と、結構細かく感じられるようになリました。「あ、今、確かに上咽頭に当たっている」と、分かるようになったような気がします。

使い終わった器具は、しっかり洗って、乾かしておきましょう。特にキャップは直接鼻の中に入れるので、古歯ブラシなどでしっかり洗いましょう。器具は他の人と共用しないようにしましょう。
耳管や気管に水が入るのを避けるため、寝る直前の鼻うがいは、やめましょう。水が十分抜けて、落ち着いてから、横になるようにしましょう。

鼻うがいをしている姿は恥ずかしくて、なかなか人には見せられないものです。「あー」と声も出すので、黙って、分からないようにすることもむつかしいです。一人住まいなら問題ないのですが・・・。よく話し合って、相互理解の上で始めたいものです。

つくづく考えれば、鼻うがいは別に、きたないものではないと、思います。お尻から出るものは汚いとは思いますが、鼻は入り口、そこを通れば直接、何の(胃と違って)殺菌力もない肺に入っていくところです。十分洗っていない手では触ってはいけないのが鼻ですから。口よりも、顔よりも、手よりもきれいでなければいけないはずの場所です。しかも、その奥の最も大事な部分が、上咽頭なのですから。
鼻うがいをしていると、排水が手や、口に流れるわけですが、終わってから十分洗えば、汚がる必要は全く無いと思います。「鼻、上咽頭、お疲れさま。さっぱりしたかい?」と、言ってやりましょう。

今まで、放ったらかしにされて、汚れたままにして来られたから、少し汚い感じがするのでしょう。鼻うがいで、こうした偏見を正していきましょう。

鼻うがいの道具を手作りするも
   大容器のハナノアデカシャワーが新発売されました

鼻うがいの道具として、最初はハナノアを使っていました。安くて、大変使いやすく、便利なのですが、なんせ50ccは、小さすぎ。「洗う」には物足りなさすぎます。せめて100ccはほしいです。注ぎ足すのも、毎回のことですから、続きません。
手作り鼻うがい器

で、300ccの手作り鼻うがい器を作りました。

ところが、

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

小林製薬 ハナノア デカシャワー 30ml×10包入り
価格:1380円(税込、送料別) (2022/1/10時点)


そういう声が多かったのか、大容量250cc入の「ハナノアデカシャワー」が、2021年9月22日発売になりました。うれしいですね。シャワータイプでも、顔の傾け加減で鼻から出せます。たっぷり容量なので、まずは鼻から出して、そのまま口を開けながら頭を上げて、口から出すようにするといいですね。
今の手作りのものが壊れたら、私もこれを買おうと思います。
ただ、好き好きはあると思いますが、洗浄液は今まで通り、熱湯に塩を溶かしたものにしようと、思っています。


海水と同じ濃度の食塩水で鼻うがいをしてみた

鼻うがいといえば、0.9%の生理的食塩水、と相場は決まっています。もし、海水と同じ濃度、3.5%食塩水で鼻うがいをすれば、どうなるのでしょうか?
海水の殺菌作用、とかも聞いたこともあるし。よく海水浴をしていた子供の頃には、風邪など引きもしなかった記憶もあるし。
ものは試しと、食塩濃度をいきなり4倍に上げて、海水と同じ濃度の食塩水を作りました。それを冷まして、さあ、鼻うがい。

強烈!激烈!!!  少し危険
  しかし、「病的炎症」には効果がある

強烈!激烈! 鼻の奥から耳、耳の上を中心に、「ガン」と打たれるような刺激でした。鼻の奥も痛いが、耳に水が入っていきそうな痛い感覚。耳の上辺りの脳が激打。
涙が出て、ダメかもしれない、回復できないかも、と心配になってしまいました。が、その内、何とか立ち直ってきたのです。
しかし、失神寸前、食塩水を吸い込んでしまいそうな、少し危険な状態でした。

ダラダラと鼻水は止まりません。何か、上咽頭から流れ出ている感覚です。気力も持ち直してくると、堀田医師のAED=Bスポット療法に近い感覚なのかも知れない、と思ったり。昔、泳いでいた時、このような感覚には記憶がありません。上咽頭が、今は、病的な炎症を起こしているのかもしれない、と思いました。

気を取り直して、その日、もう一度海水濃度鼻うがいをしましたが、結果は同じ。ああ、もう三度目は無理だ、と敗北宣言。

次の日は、中間の2%辺りでやってみました。これはなんでもなく、落ち着いて塩辛さを味わっていました。
じゃ、も少し濃くして、3%弱だとどうだ? 少し強い刺激、しかし、昨日と比べるとなんでもありません。
じゃあ、もう一度海水濃度でやってみよう、と思って、恐る恐る、やってみました。確かに強烈でしたが、昨日の衝撃を10とすれば、3くらい。これなら続けられる、と思いました。
次の日はもっと楽になリ、さらに日に日に楽になっています。

これは一体どういうことなのでしょうか? 生理的食塩水で鼻うがいを続けてきたとはいえ、上咽頭は、やはり、かなりの炎症を起こしたままだった、ということではないかと思います。大した根拠もなく自分は健康だ、と思ってきましたが、実は、上咽頭が重大な炎症を起こしていた、ということだと、思います。海水濃度の食塩水でその炎症が激しく刺激されて、あの衝撃が生まれたのでしょう。
でも、一晩寝て、上咽頭はかなり改善し、同じ濃度の食塩水に耐えられるようになった、と考えられます。そうだとすると、海水濃度の食塩水は、生理的食塩水よりも、上咽頭の治療効果が高い、ということではないでしょうか。

実際、これは感覚的なことなのですが、生理的食塩水鼻うがいの改善効果が、一日あたり2とすると、海水濃度食塩水鼻うがいの改善効果は10くらいに思えます。
上咽頭の改善の程度は、私の場合、耳鳴りと喉でわかる、という気がするのですが、ゆったりとした生理的食塩水の時と比べて、日々、顕著に改善しています。(ただし、現在も耳鳴り、咳、痰が完全になくなったわけではありません)
しばらく、というより、上咽頭からくる不調が完全になくなったと思えるまで、海水濃度食塩水による鼻うがいを続けてみようと思っています。
多分、今まで見過ごしてきた「体の小不調」が、少しずつ良くなっていくのではないかと思います。変化がありましたら、その都度、報告したいと思います。

AED=Bスポット療法を受けたいが、近くに病院がない、とか、事情のある人は、この海水濃度食塩水による鼻うがいを試してみられるのも、良いかも知れませんね。

ちょっとずつ濃くしていけば、安全で効果的かもしれない

しかし、いきなり海水濃度食塩水鼻うがいは、おすすめできません。人によっては、大変危険な事態になることも予想されます。
また、その必要もないので、0.9%から、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5と様子を見ながら、少しずつ、ゆっくりステップアップしていけば、事故なく進められると思います。3.5でも、ただ塩辛いだけであれば、上咽頭は病的な炎症を起こしていない、ということで、海水濃度食塩水鼻うがいも必要ない、ということになるでしょう。
2.0だと刺激もほとんどないので、現在はこれで続けています。

食塩の溶解度は図のとおり、30℃で36%くらいです。
食塩溶解度

海水濃度の10倍くらい溶けるようです。鼻うがいの濃度の上限を極めていくのも、面白いかもしれませんが、もし体内に、あまりに濃い食塩水が入ると危険なことにもなる、ということですので、とりあえず、海水と同じ濃度をMAXとしてください。

ジェットウォッシャー ドルツでやってみた
   びっくりするほど、本当にきれいに
      これは鼻洗い

口内洗浄用の、panasonic ジェットウォッシャー ドルツで、鼻うがいをしてみました。

パナソニック・ジェットウォッシャー
(panasonicさん、スミマセン、勝手に使わせてもらってます)
>
説明書には「塩はタンクに入れないで」、とあります。完全に自己責任です。

塩は入れないで

いやあ、さっぱりします。痛くないように、食塩濃度を2%に抑えました。スイッチが入っている間、ずっと出てくるし、吐出量を少なくして、かつ、「バブル水流モード」でやっているので、その分、同じ水量で吐出時間が長くなります。息継ぎは、スイッチを切ってからしなければならないので、少し面倒です。手元にスイッチを増設して、やっています。

ノズルの先、曲がっている所を切り取って、まっすぐ出るようにしました。
鼻うがいノズル

それで、まず鼻の中をノズルでグルグルしながら、きれいに洗います。
次に、顔を起こして排水が口から出るようにして、上咽頭をねらって洗い流します。「これだけやれば、もういいや」と思えるくらい、やれる時間的余裕があります。
まったく、さっぱりします。鼻うがいというより、鼻洗いです。調子が余りに良いもので、開始以来、今迄ずっとこれを続けています。

洗い過ぎもどうか、と心配していますが、今のところ、問題は起きていません。上咽頭の炎症からの回復のスピードは、速まったような気がします。
禁止された裏ワザなので、真似してほしいとは決して思いません。

ただ、もし「やってみようか」と思われたら、終了後にタンクに真水を入れて、充分吐出させて、塩気が本体、パイプ、ノズル、タンクに残らないように注意しましょう。ジェットの勢いもできるだけ弱くしましょう。

電動式の鼻うがい器もあるようですが、このように便利なものかも知れないな、と思ったりします。
鼻うがいを超える、鼻洗い器をぜひとも開発してほしいものです。

鼻うがい(鼻洗い)と食べ放題糖質制限

「食べ放題糖質制限を別の記事で薦めているが、それと鼻うがいの関係はどうなんだい?」という声が聞こえてきそうです。
どちらも体の基礎に関わる重要なことだと思います。どちらも、極めておすすめです。両方並行してやってほしいことだと思います。
ただ、食べ放題糖質制限の方は、鼻うがい(鼻洗い)に比べて、ゆっくりした話だと思います。鼻うがい(鼻洗い)の方は、やったその直後から効果が現れてきます。
食べ放題糖質制限と鼻うがい(鼻洗い)は、相乗的に体を芯から良くしていくものと思います。鼻うがい(鼻洗い)で体が回復していくためには、体修復のためのタンパク質、脂質が欠かせません。



鼻うがいに加えて、喉のうがいとか、あれこれ研究中の記事も書いていますので、
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