誰でもシンガー・ソングライター!で紹介しましたが、歌は好きだけど、うまく歌えない者にとってはまことにありがたい歌声ソフトがあります。
それを使って、地元千葉県のわらべうたを、紹介していきたいと思います。
千葉のわらべ歌(日本わらべ歌全集6下)から
千葉のわらべ歌(日本わらべ歌全集6下)には、たくさんの千葉県のわらべうたが採集されています。楽譜もあって、歌ってみようとするのですが、なかなか上手には歌えません。それで、歌声ソフトにのせてみたら、大変うまく歌ってくれて、「ああ、こういう歌なのか」と納得します。こちらも、つい、口ずさむようになりました。
この本には安房地方の歌は、2つだけです。安房にはわらべうたが2つしかないのか、ということではなくて、いろいろな事情で、採集できたのが2つだけだった、ということです。その貴重な2つを、ここで紹介したいと思います。
詳しい説明は、本に当ってみてください。もう古い本なので、新品を扱っている所はないようですが、公共図書館には、(千葉県に限らず)かなりの確率であると思います。同じシリーズで、他県のものもあるでしょう。ここでは、歌声ソフトの歌姫の歌と、ごく簡単な説明だけです。
意味の分からない歌詞が多いと思いますが、わらべうたはそれで遊ぶのが主目的です。意味が分からなくなっていても、それで遊べればかまわないのです。そういうものとして、お楽しみください。本に当たってみると、もう少しは分かります。
なお、地名の表示は本(1981年発行)のままです。
ひとてきな
ひとてきな <羽根つき> (安房郡鋸南町)
ひとてきなふたてきな
見てきなよんてきな
いつきてみても
ななこの帯をやの字にしめて
ここのはでとまれ
「ひとてきな」というのは「一人で来な」から来ているそうです。
ホラホラほうらい豆
ホラホラほうらい豆 <ねさせ歌> (安房郡千倉町)
歌詞は
ホラホラほうらい豆十六ささげ
ささげが嫁に行って追い出された
お留が大きくなったら江戸へやる
お江戸じゃちりちり縮緬づくし
お江戸じゃちりちり縮緬づくし
いなかじゃ菜種の花ざかり
「ほうらい豆」というのは、豆菓子の一種だそうです。
楽しいですね。
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