電子マッサージペンがすごいかもしれない-顔がこわばっている方に

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還暦を迎えた頃、体中が凝りまくっていて、しかも、暑い時期以外は足の冷えがものすごくて、泣いていました。思いつきで宣言したものの、これで、本当に150歳まで生きられるのか? 精神的に、時間的に余裕ができてきたので、健康回復のために(というより、つらさから逃れるために) いろいろ試してきました。電動マッサージ器、ゴムハンマー(こって硬い足を打ちほぐすため)、電動ローラーなどなど、いろいろ手を出しました。しかし、大概は宣伝文句ほどではありませんでした。

筋肉のコリには、筋トレが一番

ストレッチ、マッサージも必要ですが、一番効果があったのは筋肉を使うことでした。ストレッチ、マッサージを何年もやりましたが、コリは減るのか、増えるのか分からないくらいでした。しかし、ダンベル、あるいは自重を使って、筋肉を限界まで使うことで、筋肉モリモリになる前に、筋肉のコリがとれてくるのです。多分、「疲れた」と、マッサージ機に座ってテレビを見て、では効果ないのでしょう。

とはいえ、ウエイトトレーニングを始めたら、肩が痛い、足が痛い、腰が痛い、手が痛い、背中が痛い、ここがあそこがしびれる、ついには右半身がしびれる(脳梗塞かと驚いたものです)、体中がアチコチかゆい、などなど、その度に症状が改善するまで休んで、筋肉を増やすどころか、痛みが治るのを待つ方が長い。ウエイトトレーニングはなかなかはかどりません。長年の不摂生でコリ固まっていた体の部分に、血行やリンパの流れが回復する際の変化だったと思います。ウエイトトレーニングが軌道に乗るまで、しばらくの辛抱です。

ウエイトトレーニング + ストレッチ・マッサージ。体中の筋肉をしっかり使うことで、血行やリンパの流れも良くなり、コリも取れてくるのです。10年間、いろいろやってみての結論です。そして今は、若い頃より体調が良くなったかな、という感じさえあります。最初は大変ですが、無理しないで、ボチボチ始めてみてください。

筋トレによるかゆみ、痛み、しびれ等に効く電子マッサージペン

その途中で、しびれたり、かゆくなったり、痛くなったりした時、
電子マッサージペン
を使ってみました。確かに、しびれ、かゆみ、痛みが改善しました。

そして、ついに、思いついて、この電子マッサージペンを、体の中で一番こっているが、ウエイトトレーニングの及ばない
顔と頭にかけてみたら・・・
すごい! 顔と頭の重いコリがドンドン取れてきたのです。

ということで、この記事は、この電子マッサージペンを顔、頭、首に使うことの話です。

名前ははっきりしない、たくさんの呼び名がある

下の商品紹介にも、書かれているように、
電子ペン ツボ押し 絡機械磁石マッサージャー 電動マッサージペン ペン型マッサージ電子鍼 電気パルスマッサージャー 鍼灸マッサージャー
という具合で、「これがこの商品の名前だ」というものがありません。

名前はまだない、ということでもなく、商品の箱には
MASSAGER PEN あるいは Meridian Energy Pen
などと書かれています。さらに、取扱説明書には
Wochuan Acupointer
と書かれています。名前はたくさんあるのです。
W-912という記号だけは共通しています。でも、これは品番であり、名前とは言えないでしょう。


電気パルスが出るだけのことですから、電動、というのは変です。この記事では、勝手ながら、「電子マッサージペン(W-912)」ということにします。

名前がはっきりしないばかりか、販売サイトの商品説明の日本語は変だし、メーカー名や住所は販売サイトにも、取扱説明書にもありません。商品名がはっきりしなくて、メーカー名、住所を明記しないのは、中国製品の特徴のように思えます。なぜなんでしょうね? 馴染みにくいですが。

いわゆる低周波治療器です

ツボの電気刺激といえば、有名な(?)「ハリボーイ」があります。


私はこれが気に入って、何本も買いました。1本を続けて長い間使えない、というので、何本もとっかえひっかえて、カチカチ続けるのです。しかし、「電池が要らない」は良いのですが、指がすぐ疲れてしまうし、手に持ってノックして使える場所というのが、体の中では限られています。「電池式でこのようなものがないかなあ」とずうっと思っていました。そしてある時、この電子マッサージペンを見て、これだ!と、即買い、でした。このペンも結局、「売らなくなったら困るし」と、何本も買ってしまいました。

確かにこの電子マッサージペンは、自動ハリボーイなのです。(どちらが先なのか分かりませんが、私の時系列で)

電気パルスによる家庭用自動マッサージ器といえば、いわゆる低周波治療器です。端子を皮膚に貼り付ける方式のものが、日本では主流みたいですが、私も買って使ったものの、すぐはがれてくるし、思った所、細かい所にかけにくいし、意外と使えませんでした。機能が豊富すぎるのです。

この電子マッサージペンも結局、低周波治療器(テスターで測ってみたら31HZと出ました)ですが、構造が単純なので、思ったように使いこなせます。体のあちこちに当てることができます。やや広め、とか、ピンポイントとか、目的に合わせて、先っちょを変えることもできます。電池も乾電池式なので、エネループが使えて便利です。

おそるおそる顔にかけてみたが、やばいことにはならなかった

こんな箱に入っています。

で、経過はさて置いて、先を丸いものにして、私の凝りこんだ顔に当ててみました。脳に近いので、脳がしびれてしまうことを、一番心配したので、最低出力(1)で、目や耳や鼻など、やばそうな所も外して。

その結果、少なくとも、脳がしびれることはなさそうでした。ああ、何か、コリコリがほぐれる気がします。かけてすぐ、というわけではありませんが、次の日、顔が少し軽い!

顔の筋肉がコッていると、気もふさいできます。顔が軽くなると、気も晴れて、ついでに体も軽くなったようで、ついスキップしたくなったりします。これしよう、あれしよう、ああ、あれもしなきゃ、と、前向きになってきます。顔の筋肉がほぐれてきて、始めて、それが重要なことだったのだと分かります。

目の回り、耳の穴、鼻の回り・・・、あちこちかけてみた

出力は、1から9まであります。とにかく最初は1から。コリがひどい所は、1でも痛くなるかもしれません。つらい痛さは避けて、痛みを感じない出力まで下げます。痛みを感じたら、時間も短くします。クルクル動かすと、痛みを感じにくいです。コリがひどいほど痛みを感じやすいです。1でもピリピリして、少し痛みがあったのに、しばらく続けていると、3や4でも気持ちが良いくらい、というようになってきます。

人それぞれですので、合わないと思ったら、すぐやめましょう。あるいは、しばらく休みましょう。特に脳に近い顔や頭ですから、注意して、安全第一で。

この記事は、私にとっては良かった、という報告ですが、人によっては、最悪なことにならないとも限りません。お医者さんに相談したり、自分自身で、よく観察しながら、とにかく、ちょっとづつ、こわごわ進めるようにしてください。

顔はきれいにした後、新鮮な植物油を軽く塗っておくと、滑るので、かけやすいです。顔のマッサージというと、力を加えるので、かえってシワやくすみの原因になる、という説もあるようですが、電子マッサージペンだと力はほとんどかからないので、その心配はありません。

目の疲れが取れたり、外耳の(触ると痛かったりする)痛みが良くなったり、鼻のかゆみ(特に、小鼻の横が少し赤くなっているような)がなくなったりしました。

持ち手がしびれるが問題なし

低周波治療器の原理として、パルス電流は、肌に当てる先端部分から、体の中を通って、持っている手を経て、器具の持ち手部分に抜けていきます。電気が流れるためには、必ず電気回路となります。

分解してみました。

うまくまとめてあると、思います。

ですから、先端を当てた肌がしびれますが、持っている手もしびれます。これは当然のことで、不具合ではありません。先端を当てた肌がしびれるのは大抵の方は、覚悟しています。しかし、持っている手までしびれるのは、想定外の方もあるようです。それにビビって、指でつまむようにして持つと、接触面積が少なくなるので、よけいにしびれます。冬の静電気と同じことです。

上の画像で赤囲みした所が絶縁部分なので、そこを超えて左右を同時のつかんではいけません。電流は手の中を流れるだけです。手は敏感なので、ピリピリ、ということになります。左の先端部分を体の目的箇所に当てて、右の持ち手部分を片手でしっかりつかみます。持ち手の、当たる手の部分が広いほど、力を入れてつかむほど、手と電子マッサージペンの接触抵抗が小さくなるので、手のしびれが減ります。いくら広く、力を入れても少しはしびれます。目的箇所と、持っている手を同時にパルスに当てて治療しているのだ、とご理解されると良いでしょう。

持ち手がしびれるのが嫌だからと、タオルを当てる、などということをすると、電気が流れなくなるので、目的箇所も全くしびれなくなり、意味がなくなります。電子マッサージペンを目的箇所にかけていると、自然に持っている手も調子が良くなってくるのです。

また、1箇所でじっとしていると、刺激が強くなって、不快になってきます。グリグリ動かしながらやると、良いようです。

心臓ペースメーカ等を使っている人はダメ! 危険

電気パルスですから、もし体の中に、例えばペースメーカなどの医用電子機器のようなものを埋め込んでいる方には、危険性があります。取扱説明書にも、心臓ペースメーカ等を使っている人は本製品を使わないでください、と書いてあります。(英語ですが)

顔のシワが減ってきたようなのはプラシーボ効果?

この電子マッサージペンは、そもそもは中国医学の経絡(けいらく)を刺激するためのものとして作られたものです。でも、はっきり言って、私は経絡を信じません。足や指のある点を刺激すると、目耳鼻や内臓に効果がある、とかいうの。経験的に信じられません。でも、前述しましたように、コリ、痛みや、かゆみ、しびれがある部分をパルスがけすると、良くなります。しかし、根本的には筋肉を使うことですが。

目、耳、鼻、というところは、まず、多くの方が不具合を抱えている所です。しかし、多くの方々が、大隈重信のようとまでは言わなくとも、顔全体にコリを抱えています。コリはシワになってきます。

わたしも、エラ張り、特に片噛みしてきた方のアゴの張りとコリは、ひどいものがあります。口も「へ」の字で、大隈重信に比べると万分の一もない軽ストレスの人生だったはずなのに、しっかり大隈重信顔になっています。このアゴが、少しはゆるまないものかと、当座の問題箇所以外に、アゴにも少しパルスをかけていました。

すると、半年近くになるでしょうか、アゴも少し軽くなりましたが、何か、シワも浅くなったり、減ってきたように思えるのです。表情筋も動きやすくなったようです。シワ取りが目的ではなくて、コリほぐしが目的なので、シワについては冷静だと思っているのですが、目が悪くなったためではないように思います。目は、むしろ、わずかですが、見えやすくなっています。

シワについては、とかく主観的なもの、判断については願望が優先するものですから、あまり真に受けないでほしいのですが・・・。さらに、もう半年、続けてみて、改めて報告しましょう。

唇が軽くなった

唇が軽い、といって、秘密を守れないおしゃべり屋さんのことではありません。唇が、手で押すと痛みを感じるくらいに、コッってくると、見た目も悪くなりますが、言葉がしゃべりにくくなります。ひどい寒さの中で、話ししにくくなるのと同じです。タレントの方でも、おしゃべりを売りにしてきた人が、年取ってうまく発音できないで、モゴモゴ気味になったいる、というケースも多いですね。その唇の重さです。

このコリが、電子マッサージペンで少しづつ取れてきて、おしゃべりしやすくなってくるのです。年寄り特有の話し声というか、話し方というか、ありますが、そういう方向に行かなくて、唇が軽く動くようになってきたのです。

唇を噛んだり、指で押しても、以前のような痛みがなくなった、というのは、意外とうれしいことでした。

頭の筋肉が柔らかくなった

頭には、側頭筋とか、前頭筋とか、後頭筋とかいう筋肉があります。ここは、意識して動かすことは、なかなかできないものです。動かさないとコリにはならないかというと、けっこうコリ易いというか、固まりやすいものです。(そもそも筋肉は、動かさない=使わないからコるのかもしれません) ここがコって来ると、表情が固くなるし、頭髪にも悪影響があると言われています。

頭皮マッサージ、とか言われたりしますが、このマッサージが、電子マッサージペンを頭にグルグル当てることでできてしまうのです。この辺の効果も、極めて主観的な問題なのですが、頭の筋肉が軽くなって来たような気がします。

難聴にも効果、耳の痛みがなくなり、聞こえも改善

50代半ばから還暦にかけての頃は、思い起こすと体調は最悪でした。特に、耳が。外耳を触ると痛いし、少し大きな金属音には耳の中が痛くなったものです。防音イヤーマフのコレクションを始めたりしたものでした。大きな耳鳴り。聞こえも悪くて。

外耳のマッサージと、鼻うがい、喉うがいが効いたように思います。ここ2,3年はかなり改善していました。それに加えて、このパルスを耳の穴にも突っ込んでみました。もちろん入口に少し入るだけです。「ああ、痛い!」 ピリピリして痛く、レベル1がやっとでした。

でも、今ではレベル3で、ちょうどよい調子です。穴だけでなく、外耳にも裏表、全体に、少しかけています。もう触っても痛いということは、全然なくなりました。

耳鳴りは、まだ少し残っていますが(耳鳴りはどうなった?と考えると、まだ聞こえます)、聞こえもどんどん良くなったように思います。ラジオの同じ番組を聞いていて、ボリュームをだんだん下げるようになっています。(タイマーにしていて、同じ音量で、同じ時刻に、同じ番組が始まるので、その音の大きさで、聞こえ具合の変化がわかるのです)

私は補聴器のお世話にはなったことがありませんが、鼻うがい、喉うがいと電子マッサージペンがあれば、補聴器は不必要になるかもしれませんね。どなたか、試してみてほしいものです。

私は、10年前頃、近いうちに補聴器をつけることになるのかなあ、と、落ち込んでいたものでした。
電話は聞き取りにくいことが多くなるし、大きな話し声がうるさい、と嫌がられたり、あるいは、元気な声だと喜ばれたり。
ここまで耳が治ってくるとは、思いませんでした。原因は、他にも、食事(糖質制限でタンパク質をたくさん、など)や、運動(ラジオ体操、筋トレなど) にもあるかもしれません。当研究所のモットー=「つくづく、よくよく、つらつら考えて、やってみて、つかめる真実はある」と、確かに思います。

イボが1回で取れた

イボといっても、色々あります。拡大すると、

こんな感じの、首があって、先の丸い、本当に小さなイボです。多分、「軟性線維腫(アクロコルドン)」というものではないかと、思います。「治療しなくても構いません」とか、「ハサミで切る(保険適応)」とかいうことなので、そんな感じがします。(特に、おおしま皮膚科の情報を参考にしました、ありがとうございます)

そんな感じのイボが、何箇所かあって、気にはなっても、そのままにしていました。大きくなるわけでもなく、痛いわけでもなく、目立つわけでもなし。たまに触って、クルクルさせて、遊んだりしていました。

ですが、ふと思い立って、電子マッサージペンの先を、強めのパルスで、イボの頭に当ててみました。ピリピリします。10秒くらい、辛抱して続けました。すると、イボを触ってみると、何か元気がないのです。翌日、触ると、ポロリと取れてしまいました。怖いので、ワセリンを塗っておきましたが、きれいに取れてしまい、その後、何の問題もありません。不思議ですね。

ホクロは、どうだ、と思って、やってみましたが、こちらは変化なしでした。

電子マッサージペンを両手に持って、マッサージ

1本だけではまどろっこしく、電子マッサージペンを1本づつ両手に持って、頭をグルグル、顔をスリスリ。今のところ、良いことばかりで、悪い兆しはありません。

馬鹿げたことをやっているような気もしますが、何となく重くて、こりこんだ頭、こわばって、しびれたように重く感じる顔、この頭と顔が、だんだん軽くなってきました。ピリピリは、脳にも良いのか、ヒラメキが増えたように思います。(これは、全く主観的ですが) 頭と顔が、軽くなると、気持ちも軽くなります。

夏以外は肌にヒヤッと冷たいので、アンカで加温

夏は、そうでもないのですが、秋から春の間は、ペン先が肌に当たると、ヒヤッとします。手に持つ部分も冷たくて、しばらくして温まるまでの間、少しつらいです。体がリラックスするどころか、緊張してしまいます。

そこで、少し温めてやると、楽になります。温かいものが冷えた肌に当たると、ホッとします。あれこれ試してみましたが、アンカが最適だということがわかりました。

ソフト型の電気アンカにマッサージペンをのせます。

紐でクルッと軽く巻きます。スイッチを入れます。さらに、タオルなどでくるんでおくと、熱が逃げにくく、省エネです。この後は、ペンの出し入れは、紐はそのままにして、端からスルリとできます。

5分も温めれば十分です。長く温めすぎると、電気製品ですから、部品や電池の耐熱温度を上回ることになりかねません。危険なことにもなりかねません。冷たくない程度に温めるには、どれくらいかかるか、2、3回やると分かってきます。不安な人は、辛抱して手温めがよろしいかと。

電子レンジで熱くした布巾でも温められる

アンカは安全なのですが、時間がかかるし、持っていない人も多いかと、思います。そこで、電子レンジで濡れた布巾を(熱めに)温めて、ポリ袋に入れたペンをくるんで、しばらく(1分くらい)放置すると、手早く温まります。電子レンジに入れるのは布巾だけです。電子マッサージペンを電子レンジに入れてしまうと、電磁波で壊れてしまうので、ご注意!

電気製品ですので、水は厳禁です。薄いポリ袋に入れて、防水とします。

濡れ布巾を、電子レンジで熱くしておきます。布巾をジップロックなどでくるむと、直接手で触ることが少ないので、安全です。

布巾を開いて、袋入りのペンを包み、1分後に開きます。

もう、肌に当てても冷たくありません。ただし、火傷しないように、注意してください。


今後も、何か変化がありましたら、訂正、書き加えて行きたいと思います。

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