いろいろ使える=炭酸ナトリウム水・液体石けん入りスプレー

家事・台所

炭酸ナトリウム水・液体石けん入りスプレーを台所に置いておくと、何かと便利です。1年以上経ちますが、もう手放せません。さっとスプレーで、ちょっとした洗いものができるのです。

一番の利点は、合成洗剤ではないので、簡単なすすぎ、水拭きで済ませることです。

ある意味、つまらない話なのですが、あまりに便利なので、記事にしてみました。

手を洗える

外出から帰ってきた時など、手洗いは水だけでも十分かもしれませんが、その後、このスプレーを一吹きかけて、軽く手をもみ、水洗いすると、大変サッパリします。

いざ石けんでの手洗いとなると、「手首から、爪の間も、よくもんで」などと、小うるさくなり、肌荒れの問題もあり、水洗いだけで済ませ勝ちなものです。スプレーを一吹きしての手洗いは、楽な割に、けっこうきれいになり、肌も荒れにくいです。サラサラ液体ですから、爪の間や、指紋にも入っていきやすいのかもしれません。

ガスレンジ台などに一吹き

最近のガスコンロは、フッ素やら、ガラスやらのトップとなっているので、布巾でひと拭きすると汚れはすぐ取れるものですが、たまにはスプレーをかけて拭くと、さらにサッパリします。

ガスコンロの汁受け皿も、水をかけて、しばらく置くと、簡単にきれいなる場合が多いのですが、水の代わりにスプレーをかけておくと、より簡単にきれいなります。

食卓などのテーブルを拭く時にも、スプレーをさっとかけて、拭くと、大変きれいになります。

入り組んだものを拭くときには、布巾や雑巾にスプレーをかけて、拭くようにすると、液残りの心配がなくなります。

使った食器に一吹き

食洗機を使っている人には、多分、余計なことでしょうが、食器をザッと水洗いした後、スプレーをかけておきますと、手洗いする時に、汚れがぐんと落ちやすくなります。

コーヒーのカップなどは、その度に、いちいち洗剤洗いも面倒なものです。水飲みコップは水洗いだけでいいか、と思ったりしますが、水洗いだけだと、その内、臭ったり、ぬるついてきたりします。スプレーをかけてすすげば、(必要なら小さなブラシで軽くこすると) もう、それだけできれいになります。

小物洗い、隅っこ洗いに

ちょっと汚れた小物を洗う時にも便利です。放置した結果、少し汚れてしまっている小物、ケース。何の油が着いてしまったのか、水だけではサッパリしません。洗剤とスポンジで洗うのも面倒。そんな時、スプレーをさっとかけると、水ですすぐだけで、きれいになります。小さなブラシで軽くこすると、もっときれいになります。

洗剤とスポンジでは届かない隅っこも、簡単にきれいなります。複雑な構造のものはとりわけ、スプレーを全体にかけられるので、楽にきれいなります。

「台所用泡スプレー」という商品もありますが、粘っこい泡では、本当の隅っこにはなかなか届かないものです。すすぎも、さらに面倒なことになりますし。でも、この炭酸ナトリウム水・液体石けん入りスプレーは、サラサラなので、隅っこにも楽に入っていきます。

複雑な形状の調理器具などの洗浄に

スポンジも入りにくい調理器具、例えば、バネ式の漬物器。スポンジで洗うとなると、一旦バラしてから、となったりして、難儀します。しかし、このスプレーは、バネや取付部にも簡単にかかります。その後で、ざっと水洗いしてすすげば、さっぱりきれいになります。

漬物器といえば、漬物液を、次から次へと、植え継いでいけば、思わず、つばが出てくる古漬けが、2,3日で、簡単に作れますね。ただ、古漬けとなると、酸味があり、香り(嫌いな人には悪臭)も強く、洗っても器具に残りやすいものです。が、このスプレーは、弱アルカリ性なので、簡単に中和して、きれいにできます。

この際、ついでに、簡単古漬けの、余計なウンチクを。
普通の浅漬の食塩濃度で、浅漬風に漬けます。
塩水が上がってきたら、その漬物器にちょうどいいくらいの塩水だけ残して、余分の塩水は捨てます。
そこに一つ前の漬物液を少し(大さじ2,3杯くらい?)加えます。
夏だと翌日から、春秋だと2,3日後から、やや漬かりの浅い古漬けがいただけます。そこそこいい塩梅あんばいになったら、冷蔵庫で保管します。
植え継ぎでないと、うまく行っても、1週間くらいはかかります。キャベツや白菜を、外葉を外して、芯の方を水洗いしないで漬けると、天然乳酸菌(というか、その野菜についているもの)が残りやすいのか、早くできます。よく洗ってしまうと、乳酸発酵するまで期日が大変かかります。

お酢の空き瓶洗いも、スッキリ

野菜ジュースや酢などの酸性の食品の空き容器は、水だけで洗っても、臭いが残ります。どうせリサイクルに出すのですが、それまでの間、なんとなく気になりませんか? すすぎに手間のかかる、洗剤洗いは不要です。

ざっと水洗いした後、少しの水を残して、容器の中に、スプレーを1吹き、かけ入れ、口にもスプレーして、フタを閉めて、ガチャガチャ。その後の簡単な水洗いで、空き容器は、臭いもなくなり、スッキリきれいになります。

ここまできれいになると、他の用途に使いたくなります。リユースしましょう。

歯ブラシをいつも清潔に

台所で歯磨きする人は、そこで。他の所で歯磨きする人は、そこに、もう一つスプレーを置いておきます。

歯磨きの後には、必ず歯ブラシを水洗いするものですが、意外ときれいになっていないものです。ていねいに洗っているつもりでも、ブラシが取付けられているプラスチックの上(ブラシの付け根)の所が汚れてきたのに気がついて、がっかりします。

でも、ザッと洗った後、スプレーをかけておいて、すすぎ・うがいが終わってから、再度歯ブラシを水で洗うようにします。毎回こうしておくと、歯ブラシに汚れがこびりつくことがなくなります。いつも清潔に歯ブラシを使えます。

炭酸ナトリウム水・液体石けん入りスプレーの作り方

例えば、900ccのペットボトルに炭酸ナトリウムを入れ、水を加えて、軽く振るとすぐ溶けます。この水溶液をスプレー容器に適量入れます。(少なくなってくれば、また足していきます) その後に液体石けんを加え、スプレー容器の蓋を閉め、軽く振って混ぜると、終わりです。
まとめますと、

  1. ペットボトルに炭酸ナトリウムを少し(量は、この後で)入れ、水を加えて、軽く振って溶かしておく
  2. スプレー容器に適量入れる(満タンにはしない)
  3. 液体石けん(カリ石けん、無添加のもの)を少し加える
  4. スプレー容器のフタを閉めて、軽く振って混ぜる
  5. (ペットボトルの中の残りは、次回で使うので保存しておく)

セスキソーダでもかまわないのですが、炭酸ナトリウムよりは働きが弱いので、少し多めに(倍くらい?)入れるようにすれば良いように思います。

ペットボトルの底に濁り(水中のカルシウムイオンなどが炭酸化して沈殿したもの)がたまります。これは、スプレーの小さな穴をつまらせかねないので、初回以外は、濁りがスプレー容器に入っていかないように、注意して入れた方が良いでしょう。ペットボトルの水溶液が少なくなってきたら、濁りを残したまま、炭酸ナトリウム、水を足して、溶かしておきます。次にスプレー容器に入れる時には、濁りは下に沈んでいます。

炭酸ナトリウム水溶液だけでかまわないのですが、それだと、かけたもの(食器等)が水溶液をはじいてしまいます。液体石けんを少し加えることで対象がしっかり濡れて、液に包まれるようになります。

割合は適当でかまいませんが、参考までに、私の場合は、

  • 水900ccに炭酸ナトリウムを1.5g
  • 液体石けんは、スプレーをかけたものがしっかり濡れて、液をはじかない量

炭酸ナトリウムの手に入れ方、他の使い方などは、↓の記事

をご覧ください。

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